2018年09月01日

だいぶ前だが「死のドレスを花婿に」を読んだこと。

ピエール・ルメートルが書いた「死のドレスを花婿に」を読んだ。



自分はゲームでは「パッケージ買い」をすることがある。
本だから「表紙買い」になるわけだが、この本の表紙はタイトルと共に強烈なインパクトがある。
表紙だけならホラーでも始まるような……それこそ貞子が始まるとさえ思える絵だが、ジャンルは「ミステリ」である。
個人的にはサスペンスだと思うのですが……まぁいいか。
もっとも買うのを決意した最大の理由は同一著者の「その女アレックス」を読んでいるからだ。



どちらも表紙が強烈で刺激が強すぎる気もする。
だからこそ買ったのだろう。
きっとこの表紙に負けない文がそこにあると期待したのだ。

どちらの本も表紙に勝てるだけの文はあったのか?
結論から言えば「なかった」というのが本音だろう。
しかし個人的に好きな部分があったので、それが二冊買うという行動に走った理由だろう。

買っても良いと思えるだけの内容があったのは本当だが……傑作で、買い得で、次回作は100%買うぞ!というレベルかというと「どうだろう?」となる感じだった。
きっとそれは「ミステリ」としても「サスペンス」としても自分には物足りなかったからだろう。
考えさせられる場面はあるものの、それは「謎解き」ではなく「人物の気持ち」のほうで「作者の仕掛けた罠に勝ちたい!」と考える人にはオススメしない。
自分にとってこの二冊は「彼、彼女らはどんな気持ちだったのか?」を考える本だった。
それでいいのならばオススメしよう。

二冊とも物語が本格的に動くまで少し時間がかかる。
そこまでに飽きてしまうことがあると苦しいことになると言っておこう。
もっとも始まりは刺激的なので、全体的に耐える部分は少ないはず。

「さぁ地獄の始まりだ!」と言わんばかりの内容で、そこは好きだ。

つまり「地獄」にいる人の心理描写を考えることになる。
そんなもの考えたくない人がほとんどだろうが、せっかくなので絶望についてじっくり考えるのもありかも。
これは小説なのだから必ず終わりが来る。
安心して絶望しよう。

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ラベル:雑記
posted by kukuroro at 22:47| Comment(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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